勤務先の集団検診で便潜血検査が陽性だったので、かかりつけ医に相談したところ、
「痔持ちの自覚が無くてその歳で今まで一度も受けてないなら、専門医を紹介するから内視鏡検査を受けた方がいい。」
とのことでしたので、今回受診することにしました。
前日はフツーに過ごしてプールなんかも行ったわけですが・・・・

実は前日の夕食から食事制限が入ります。
夕食は消化のいいモノということで、野菜や海藻、こんにゃくとかはNG。飲み物も水、ウーロン茶などになるので、トーゼンながらアルコールも無し。この「野菜抜き」って意外と難しい。メニューを選択するのが難しいので、この日は
・卵かけご飯+おかか
・おでんのつみれとはんぺんのみ
を頂いて終了。飲みのもは炭酸水のみ。極めて質素。
翌日は「朝7時までにおかゆ」ということだったので、6時半に起床しておかゆを作って食べました。これも白がゆ。
嫁さんが作ってくれるとは言ってくれたものの
・嫁さんのおかゆは糊化が甘くお茶漬けに近い
・制限を説明したのに「んじゃ梅がゆでどう?」とか言う
ので、何が出てくるかわからないため自分で作った方が確実。丁重にご辞退しました。
検査は15時からなので、そこからは水を飲んてまったり。そして10時からこれがスタート!

経口腸管洗浄剤、「ニフレック」です。あらかじめ「味変のために飴をおつけします」ということで、飴が一緒についてきました。
中を開けるとこんな感じです。

事前に説明を聞いているのでサプライズは無いですが、結構な量です。これを2Lの水で溶かします。

うーむ、何だか甲類焼酎のペットボトルのようです。これを2時間で飲み切ります。味は
「ポカリスエットをうすーいレモン味にして塩をぶっこんだもの」
という感じ。はっきり言って
「もし二日酔いの◯ョンベンを飲んだらこんな味?」
でも美味しくはないが飲めなくもない(そういう趣味は無いので◯ョンベンは飲めませんが)。

10分間隔というけど、1L/Hのペースで飲むには10分でコップ一杯だとちょっと早い。適当にコントロールしながら飲みます。暇なので、録りだめしていたナカイの窓を見ながら、淡々と飲み進めます。
1時間経過すると最初のウ〇コタイムのようなのですが、ワタシの場合は全く気配なし。いちおうトイレに行ってみたものの、いつものウ〇コが出るだけ。
1.5Hでも状況は変わらず。全部飲み切っても出ない人は病院にTELと説明書にあるので、ちょっとヤバいか?と思った11:45頃、突然それはやってきます。
バリウム検査の時の下剤のようなイメージを想像していたのですが、あれみたいな腹痛の感覚はこの薬では無かったです。ただ、いきなり「何かおしりから漏れそうな感覚」だけがくる。
そこから先はひたすら水が出ます。5~8回出ると説明書には書いてありましたが、確かに8回くらい出ましたねぇ。
最終的には薄黄色の透明な液体が出るようになります。でも腹痛が伴わないので、これはこれで楽かもね。ただすぐそばにトイレが無いと、完全に水なだけに漏らす可能性がありますからご注意を。
14:00くらいまでには概ね出し切って、あとは徒歩で病院に向かいます。事前に「安定剤を使うので、車や自転車では来ないでください」と言われていましたので、クソ暑いけど歩いて我慢我慢。
病院について待合室で待っていると、ワタシの前に検査を受けた人が看護師さんから説明を受けていました。どうもポリープがあったようで、病院食を受け取り、当面の食事や注意事項をいろいろ聞いていました。
ワタシもポリープあったら明日会社行けんのかなぁ?と思いつつ、頂いた麦茶を飲んでいると、名前を呼ばれて診察室へ。
最初に先生と検診結果についてお話して、それから血圧測定。その後はいよいよ検査ですが、こりゃ上はTシャツで下はマッパのヘンタイスタイルか?

このイメージしか思い浮かばなかったのですが、「上はそのままで下は検査着に着替えて」と言われて更衣室へ。

(資料画像です)
パンツを後ろ前に履いたような検査着。家で履いたら娘に生屁をかませられます(たぶん殴られると思いますが・・・)。
この後は、検査台に寝て安定剤を注射。最初におケツにヌルヌルするやつを塗られて触診。そしていよいよ内視鏡挿入。

(資料画像です)
安定剤を入れるとラリるのかと思いきや、全くそういう感じはない。この薬効いてるんだろうか? とやや心配になりますが、緊張もしないのでやっぱり効いているのでしょう。
初めての内視鏡挿入で疑似〇〇喪失感? と思ってましたが、ヘンな感じは最初だけですねぇ。後は内視鏡が大腸の曲がり角を曲がる際に当たって若干イタイけど、それも大したことはない感じ。先生と看護師さんで体の位置を変えたりお腹を押さえたりしながら、上手に内視鏡を盲腸の手前までもっていきます。
当然ながらその間はカメラの画像も見えるので、
「何だかホルモンみたいだなぁ・・・」
と思いながら、自分の大腸の内壁を見てました。
盲腸の手前まで内視鏡が届くと、ここで一旦先生から説明。
・だいたい150cmくらい入ってここまで盲腸の手前まで来ています。
・ここから戻りながら検査していきます。
・大腸内の液を吸うと腸壁がぷっくり出てきますが、
これはポリープではありません。
とお聞きして、ここから戻りながら、回腸だの横行結腸だのS状結腸だの、場所と一緒に異常の有無を説明頂きます。
肝心の結果ですが、結論から言うと「なーんも無し」。
先生に「痔の自覚は無いのですが、痔ですかねぇ?」とお聞きしたところ、
「血管が多少浮き出ているのでその可能性は無いこともないけど・・・」
ということで、実際切れているわけでもないので何とも言えない様子。
最後に「もし来年また検診で引っ掛かったら、もう一回来てください」ということで、今回は無罪放免となりました。
検査費用はNoポリープでしたので5,000円台。ちなみにポリープがある場合は3万円くらいになるようですが、その場で払えなければ後でいいとのことでした。
帰りも暑い中徒歩で帰るのですが、安定剤が効いてる感じはやっぱり全くなく、フラフラもしないし気持ちよくもない。まぁ平常なのが一番ですが(^^ゞ
看護師さんからは「お腹が空っぽなので、いきなり暴食はダメよ」と言われたものの、何もなかったわけなので、晩御飯は普通に頂きました。

やっぱり前日が野菜抜きでしたので、野菜が食べられるのは嬉しい! おでんも大根が食べられます。

前日食べられなかった青梗菜の茹でたやつは、中華風あんかけに自分で再加工。手前みそですがウメェ。
初めての大腸内視鏡検査でしたが、感想としては「バリウム検査より全然これの方が楽」という感じですね。もちろんポリープが無ければということになりますが・・・。
ワタシは胃の検査も内視鏡検査はやったことがないので、今回お世話になった病院で次回は胃の内視鏡検査を受けてみようかなぁ。