5/23。
いやー、かなーり迷ったんですが、やはりどーしても行きたいこのライブ。正規価格で買えるチケットがまだあるならば行こう! と昨晩決定。最終的には娘の
「行けるものは全部行く。これが鉄則。あえて行かんなんて意味わかんなーい!」
の一言で背中を押してもらえたという感じでしょうか。
午後3時頃に自宅を出発。最もチープな中央線⇒山手線⇒京急で会場に向います。

やはり緊急事態宣言下ということもあり、山手線も空いてますねぇ。そしてこの日はかなり暑かった。皆さんだんだん夏の服装になってきてますね。
京急品川と言えばえきめんや。

ちょっと食べようかと思ったけど、今日は17:00開始なのでたぶん19:00には終わるよなぁ・・・。帰りに寄ろうということでパス。
京急も久々ですな。

全然飛行機に乗ってないもんなぁ。最後に乗ったのっていつだろう? たぶん仕事で
蘇州に行った時だから、もう5年前?

京急蒲田も立派な駅になりましたなぁ。

久々にポールポジションで乗ってみました。そしてやってきました天空橋。初めて降りたな、こんなところ。目的地のZeppHanedaはどこだろう? とグルグルしていると・・・

デイパック姿のいかにもそれ系のオジサン多数。当然ワタシもほぼ同じ格好(^^ゞ
この人たちはみんな同類だな。ということは、この人たちについていけばOKですわ。

いちおう足湯デッキもチェックしましたが、ワタシの入れる隙間はありませんでした。

そんでもってやってきましたZeppHaneda。

左側の列は何をしている人たちかと言いますと・・・

問診票の記入です。これ、昨年末のKTのライブでも書かされましたが、ここのライブは事前にWebサイトからダウンロードできるので、ワタシは前もって書いてきました。
やっぱりライブは感染がコワいですよねー。でもこのライブ、それを言い出すと一番リスクがあるのは御年79歳の演者本人ですよ。ほぼ自分より若いヤツしか見に来ないんだから。
そう思うと、ちゃんと対策はするでしょうし、ま、あまり気にしてもしょうがないです。

そんでもってこちらのライブ、体温測定⇒問診票⇒手の消毒⇒ドリンク代支払い⇒ドリンク受け取り、の順で進んでいきます。

ドリンク代は当然電子マネーOK。600円ですが時節柄アルコールは無し。これは想定外ですが、ソフトドリンクもペットボトルのみ。

QOO一本+ドリンクホルダーで600円かぁ。でもこれもリスクを考えると致し方なし。
ちなみにこのライブ、チケット代は全席指定で10,000円。なかなかのビッグプライス。ミッチがゲスト出演するし、たぶん50%収容だからこれは仕方ないと思って会場に来てみましたが・・・

想定外の「椅子を置いてのフル収容」! 一部空いてる席もありましたが、ほぼ満員! 1200人くらい入れてるってことですよね。
ワタシはここは初めてでしたが、1FはZeppTokyoとほぼ同じくらいじゃないかなぁ。ちょうどこの画像の一番手前の席はZeppTokyoのアニソンライブだと以前は1Fスタンディング席になるあたりです。左端のカメラの前あたりがA席で、その前にはS席がある感じ。
ちなみにワタシの席は「残り物には福がある」で、A席相当エリアでしたがフロントローポジション! 前が通路なのであまり密じゃなく、演者がとても良く見えました。
娘からは「そのライブ、今でもチケット買えるなんて、行く人どれくらいいるの?」とおちょくられてましたが、少なくても1Fはフルでした。空いてる席はわずかにあるんですが、時節柄「買ったけど来なかった」のかもしれません。この時期転売ヤーも商売にならないですからね。2Fは今回チェックしに行かなかったのでよくわかりませんが・・・
現状は確かに5000人以下ならフルでもいいルールでしたね。ちなみにスタンディング、声出しは一切不可。拍手と手振りだけOK。また、途中で換気タイムが設けられておりました。ということでトイレ休憩も問題無し。この辺は年齢層の高いライブでは有難い配慮です。
そんでもって、本日のセットリストです。
01) 宇宙戦艦ヤマト
02) 真赤なスカーフ
03) ヤマト!!新たなる旅立ち
04) 銀河鉄道999
05) 青い地球
06) 銀河鉄道は遥かなり
07) ゲッターロボ!
08) とべ!グレンダイザー
09) 立て!闘将ダイモス
10) おまえに
11) 雪の慕情
12) I Need Your Love Tonight
13) Can't Help Faling In Love(好きにならずにいられない)
-Break Time (ventilation)-
14) たたかえ!キャシャーン
15) ガッチャマンファイター
-Guest Time (堀江美都子さん)-
16) 明日夢みて
17) 進め!ゴレンジャー
18) ゴレンジャーストーム
19) 全界合体!ジュラガオーン
20) 秘密戦隊ゴレンジャー
21) ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER
22) 君の青春は輝いているか
-en-
23) マイウェイ
24) 宇宙戦艦ヤマト
レビューは追記で記載します。
ということで、レビューです。と言ってもこのライブ、同時配信もしてましたので、内容はご存知の方は多いかも。アーカイブ配信も昨日で終わっているので、ネタバレ全開で行きます。
なおカメラが入ってるのでいずれ盤が出るかもしれません。それまでレビューを読みたくない人は、ここで撤収ください。
今回も生バンドでコーラスはいつものザ☆カインズとアップルパイ。ブラスはZ旗。ヤマトの交響組曲から入って、そこからヤマトと銀河鉄道、そしてゲッターからのグレンダイザー、ダイモスと、ド定番を前半に持ってきました。
最初のヤマトですが、今回はアップルパイ平山さんのスキャットが良かったなぁ(ちなみに平山さん、電車で羽田まで行ってしまい、戻ろうとしたら蒲田まで戻っちゃったらしい。これぞ特快トラップwww)。
やはりコロナ禍で声帯がお休みしていたせいか、皆さん声がよく出ていました。大王が自ら語る沖田艦長の名セリフ
「地球か。何もかもみな懐かしい」
も聴けました。
「17歳でデビューした時にまさかこんな80歳近くまで歌っていられるとは思っていなかった」
などと謙遜されていましたが、一方では相変わらずトークは絶好調で、
「またこの話かと思われるかも知れませんが、今日は60年分積もり積もった話をしますんで」
と短時間で止める気も全くないようで。但し
「上からのお達しが・・・」
と新コロ対策だけは気にされていたようです。
銀河鉄道コーナーでは平尾昌晃さんから
「声がデカくて目立ちすぎるからウエスタンカーニバルでは端っこに立たされた」
なんて面白いエピソードも聴けました。一方で鉄郎が
「人間はいつか死ぬんだ、だからこそ人を愛したり、人を好きになったりする」
という悟りの話なんかを聞くと、自分は全然悟らんなぁ・・・なんて思ったりして。
「ゲッター⇒グレンダイザー⇒ダイモス」は今年4月に亡くなられた菊池俊輔先生コーナーですな。菊池先生は大王がキャシャーンを歌うことになったときに、ロカビリー時代の印象が悪くて最初はよく思わなかった・・・なんて話も感慨深いですなぁ。
ワタシ的には「とべ!グレンダイザー」をフルで生で聴いたことが無かったので、ここは嬉しかったです。
ただせっかくアップルパイさんがいるなら、ギンガイザーも聴きたかったなぁ。あとはロボット編だとガイキングのOPとED。特にEDがなかなか聴けないので、今回やってくれないか? と期待していたんですが、今回は2つともパス。ちと残念。
しかし御年79歳でも歌は健在! この歳でゲッターが振り付きで歌えるってスゴイですよ。生ブラスにも全く負けない声量。ちょっと頭がクラクラしてきます。
このゲッターも自分で歌おうとすると、意外と最初の「ガン!ガン!ガン!ガン!」が上手くできない。兄貴の「ズェーーーット!」もそうですが、ただ叫んでも全然カッコよくないし響かない。アニソン歌手ってスゴイなぁと思う瞬間です。

(ネタ元は
こちら)
アニメコーナーの後はなぜかフランク永井? どちらも低音が魅力の歌い手ですが、ここの2曲は作曲家の吉田正さんとの思い出を語るコーナー。そして忘れてはならない大王の原点! プレスリーで2曲続いて休憩タイム。
山下敬二郎のファンから紙テープの塊を顔に投げつけられた話とか、場内大爆笑でしたが、そういうバックグラウンドがあってこそ、アニメで評価された時のうれしさ、有難みはひとしおだったことでしょう。
ここまでで既に1.5H。全く尋常じゃない歌いっぷり。あえてこの時期に有観客ライブをやるわけですし、これにかける意気込みが違うって感じです。これは
「帰りのえきめんやはムリかもしれん・・・」
と思いつつ、後半スタート。
前半あれだけ飛ばして後半は何をやるんだろう? と思ったら、キャシャーン⇒ガッチャマンF。キャシャーンは最初の納谷悟朗さんがやるナレーションもご自身でやるところがまたカッコイイ! 声優・俳優・歌手、何でもできますからねぇ、この人は。
最初にアニソンをやるときも、業界では誰もやりたがらなくて、
「今マンガの歌を歌うのは水木一郎と子門真人しかいないんです。佐々木さんやりませんか?」
という誘われ方だったそうですが、今や大王ですからね。ヤマトで「芸能界で沈んでいたやつが蘇った」って、まさにそんな感じなんでしょう。
キャシャーンはEDも聴きたかったなぁ。ガッチャマンファイターは結構好きなので、これはちょっと嬉しかった。そう言えば最初オオワシのケンだと思って録音に行って、森功至さんに睨まれた話も面白かったなぁ。
リアルタイムではガッチャマンⅡはちょうど部活が忙しくてほとんど見てないんです。Fは部活が終わって受験勉強中だったのかな? それとⅡはマシン(ニューゴッドフェニックス)がとにかく不格好だった。
逆にFのガッチャスパルタンはカッコ悪いのに好きでしたねぇ。科学忍法ハイパーシュートのBGMが最高に心躍るんですわ。
そしてガッチャマンからのミッチ登場! たぶん昨年のミュージック・モアでお召しになっていた、可愛いブルーのミニのドレスで登場したミッチは、ワタシより7つくらい年上のはずですが、いつ見てもカワイイ。そして全く衰えない声。
youtubeで昔の動画とかで見て
「こんなキレイな歌声で歌える人が昔いたんだなぁ・・・」
と皆さん思ってると思いますが、未だに生歌で聴くとまさに妖精ですな、あの声は。
そしてこの流れならきっとやるだろうと思って期待した「明日夢見て」を今回やってくれたのはとても嬉しい。
ミッチの
「愛すればいいわぁぁぁぁー!」
が神がかってるほど心地よい。この歌の前振りで
「ヤマトで復活がブームになって、死んだはずのコンドルのジョーもサイボーグになって蘇ってガッチャマンもⅡが出来、さらに巨人の星も新が出来た・・・」
って話も、ホンマかいなwww
このあたりからどうも大王はメロメロになって歌詞を何回か間違えて、反省していらっしゃいましたが、まぁそれもご愛敬ということでよろしいのではないでしょうか?
「夢中になって歌ってると、コレ見て歌ってるわけにいかないじゃない?」
にミッチが
「コレって言わない! 指差さない!」
と即ツッコミを。そしてまた大王が
「初めてあった頃は17歳で初々しくて・・・それを60年保ってるって・・・」
にミッチがまた
「オイオイ! なんてこと言うんだ大王はっ!」
とまた派手にツッコミます。ちなみにゴレンジャーの歌詞を間違えた際には、ショッカーO野氏のせいにして、失笑を買ってましたwww
ミッチは「今日の歌声はもうすぐ80の人の声じゃないです」と大王を誉めてましたが、ミッチがステージから引いてすぐ大王は、
「どう見ても64歳には見えないよね」
とガッツリ毒を吐いてましたwww
最後はジェームス三木さん作詞の「説教ソング(by しょこたん)」こと、「君の青春は輝いているか」でフィニッシュ。
アンコールではまずメンバー紹介。今回は生配信中のため、いつもの「アップルパイパイ」発言は「心の中で」と封印。その後はマイウェイでしっとり終わると見せかけての、もう一度ヤマトでフィニッシュ!
最後は奥様の上田みゆきさんが登壇されて、花束贈呈で終演となりました。
結果的に24曲。アニソンライブとしてはもうちょっとやってほしい気もしますが、年齢的なものとコロナ禍で20:00には終わらないといけない事情もあったようで、55周年の時よりは多少シュリンクした内容でした。55周年の時は大阪に帰れなくなったお客さんとかいらしたようなので、今回はトークも短めにしますと言ってました。
でも「コロナ禍だし2時間かなぁ?」と思ったら休憩15分入れて3時間ですよ。79歳で。そして歌声は相変わらずの迫力。
マジでスゴイもん見せて頂きました。是非65周年もやってほしいですねぇ。できれば次回はザ・ウルトラマンのOPと新巨人の星のEDも聴きたいなぁ。

すっかり夜になってしまいましたが、では帰りましょう。

夜の空港、なかなか見に来られないのでゆっくりしたいところですが、とにかくワタシ、

ということで、空港はちょっとだけ見て帰路につきます。

結局20:00過ぎちゃうと改札内では食べるところが無いので、家まで帰って遅い晩御飯。

スーパーでカツオちゃんも物色しましたが、無かったので残り物で一杯やります。まずは風呂で全体を洗浄してから、喉の洗浄。

冷ややっこにマヨチャーシュー飯。ジャンクにまとめます。22時過ぎてから飲み始めるつまみとしては、重いなぁと思いつつ、一度飲み始めると、食べ終わっても飲み終わらない・・・。その後もダラダラ酎ハイを飲み続け・・・

娘に「特典ポスターと一緒にベロベロに酔っ払ったジジイの図」を撮ってもらってご満悦。
結局この後は先日の杉オメの無観客ライブをまた観ながら深夜2時まで飲み続け、翌朝は絶不調でした(^^ゞ
そう言えば杉オメのライブレビュー書いてなかったな。そのうち忘れないうちに書こうっと。