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この日は表題の通り、以前に応募していたアニマン祭に参戦です。

日中はもちろんいつもの在宅勤務。お昼前にいつものかかりつけ医へ行くので、昼前から出かける娘にはランチは自己解決してもらいます。
「玉子丼作ってもいいし、パパのカップ麺在庫を消化してくれてもイイ」
というと、在庫のカップ焼きそばが食べたいというので、それを食べてもらうことに。
でもってワタシのお昼ですが、

玉子丼です。塩分は1.5g狙いですな。味は薄めですが、まぁまぁ食える。とにかくつゆを少な目にすればOK。それとやはりしいたけが美味い! 業スーの冷凍しいたけはマジで使えます。
そんでもって午後もシコシコと業務を進めます。
今日のアニマン祭は
・開場17:00、開演18:00
・ハガキ1枚で2名まで
・座席は先着順
です。会場の武蔵野市民文化会館は我が家からも近いので、当然開場前から並んで良席をゲットしたい。
しかし平日の夕方17:00前。そうそうフライングで来るやつもいないだろうと、16:30くらいに行けばいいかなと。
2名行けるので娘も誘ったのだが、娘は今日は大学で講義⇒そのままジャニヲタ活だそうで振られました。アニメが好きじゃない嫁さんは最初から誘うつもりもなかったのですが、その嫁さんは
「今日は横アリでおげんさんのライブなの!」
とそれどころではない様子。
そんなこんなで夕方になりましたが、いざ出かけようとしたらこんな時に仕事の長通話。
クソっと思いながらも渋々対応し、急いで会場へ。

会場前には待ち人はいなそうなのでよかったと思いきや・・・

ウエイティングの列は上だった!

結構いるなぁ。でもまぁ最前列はムリでも前方の列はゲットできそう。
待ってる間も会社のスマホにはチャットが。。。さっきの続きでいろいろ問い合わせが来てるけど、
「もう家にいないしPCも無い」
というと、ようやくあきらめて頂けたようで、来週の宿題となりました┐(´д`)┌ヤレヤレ
そんなことはもうどーでもよくて、17:00から開場でとりあえず席をゲットしないと! 急いで座席確保に向かいますが、何とか5列目のセンターに座れました。

リタイヤ組のジジババは並ぶの早ぇんだわ。でも1人だと合間の席にスポッと入れたのはラッキーでした。
もっと早く来れば最前列も夢じゃなかったなぁ。でもこんな前列は初めて。いやー、いいイベントです。
席をゲットしたら、ようやくロビーを見物。

デッカいパネルの前で記念撮影する人たちの合間を縫ってワタシも撮影。

急いできたのでペットボトルのジュースを買えなかった。ロビーに自販機が無いかを探したけど、見つけられず。
しかたないので、飲まずの4時間。ガマンしましょう。
とりあえず18:00までは暇なので、パンフレット見たり音楽聞いたりで時間潰し。

今回の構成は、まずは「ハクション大魔王」、「けろっこデメタン」、「新造人間キャシャーン」、「科学忍者隊ガッチャマンⅡ」の傑作回を鑑賞しまして、その後は・・・

大王とミッチのミニライブですわ。これが5列目で観られるなんて、たぶんワタシの人生ではもう無いですよ。
待ってる間は会場内にずっとタツノコプロのアニソンが流れていたんですが、これが始まると、
兄貴が元気だったらこのライブも3人だったのかなぁ・・・と思って泣けてきます。
そんでもって定刻になったら、まずはこのイベントのオフィシャルキャラ?の「武寺祥鷹」の声優さんの
田中健大さんと、「蔵境三吉」の声優さんの
浦尾岳大さんがMCとして登場。
お二人とも今時の声優さんらしく、スリムでスタイリッシュ。いわゆるイケメンさんですな。
この日は服装もキャラに寄せてきてくれるサービス付。ファンの方にはたまらないイベントだったのではないでしょうか?
簡単にイベントのご紹介と上映するアニメの説明など頂き、4つのアニメを順番に見ていくスタイル。
リマスターされているせいか、古いアニメですが結構綺麗な映像。ブルーレイディスクからの上映でも、意外にイケるもんですね。
印象に残ったのはやっぱり「けろっこデメタン」ですかねぇ。
上映されたのは第6話の「ふたりぽっちのケロケロ笛」。
デメタンが学校に行きたがっているとラナタンから聞いた父親の雨太郎は、いつも意地悪されてるラナタンの父親のギヤ太に入学許可を貰いに行くのですが、理不尽な要求をされ入学を取り下げてしまう。しかもその帰り道、雨太郎は野良猫に襲われてしまうのですが、翌日今度はデメタンがいじめっ子たちから野良猫のひげを抜いてこいと無茶な要求をされてしまう。それを何とかやり切ったデメタンですが、いじめっ子は「たまたま落ちたのを拾って来ただろう」とバカにして相手にしない・・・
というような、ホントに理不尽な話。
ワタシ、当時はキライだったんだよねぇ、けろっこデメタン。実生活もそんなにいい子供時代じゃなかったので、こういう話はシャレにならかったのですよ。カエル版『ロミオとジュリエット』というものの、ナイーブな子供にはある意味キツいアニメでもありました。
でもだから今でも心に刺さるんですよね。今見るとその頃のことを思い出して、懐かしかったり、悲しかったり、自分の成長を実感できたり、でも根っこにある部分はアラカンになっても変わんないんだなーって思ったりして、なんだか複雑な気持ちになりました。
他の3作品も良かったですよ。でも一番はやっぱりコレですな。
こういう作品を子供に見せるってある意味大事なんだろうなぁ。学校では「人は皆平等」と教えるけど、それは裏を返せば「実社会は何一つ平等じゃない(から、明日はもっと良くなるように皆平等の精神を教える)」ってことだから。
4作品上映した後は、15分くらいの休憩をはさんでいよいよお待ちかねのミニライブ。
ここから先はまたしても追記にて。
ということで、ここからはミニライブのお話。
18:00スタートの時点では6-7割くらいの席の埋まり具合でしたが・・・

(歩いてる時に撮ってるのでブレッブレですみません)
休憩タイムの時点で1Fはほぼ満席でしたね。会社が終わってから参加された方も多かったようです。

こんなに緞帳が近いなんて! もうワクワクですわ。
そんでもって20:00からミニライブスタート!
まずは田中健大さんと浦尾岳大さんがMCとして再び登壇。ミッチこと堀江美都子さんをご紹介。
ミッチは白いドレスで登場。歌って頂いたのは
01.アクビ娘の歌
-mc-
02.けろっこデメタン
-mc-
03.まけるなデメタン
の3曲。たぶん上映した作品の歌を歌うのだろうと予想していたので、これは想定通り。
最初のMCではタツノコプロさんとの長い関係を語ってくれました。デビュー曲自体が「紅三四郎」でタツノコプロでしたからね。しかも「あくび娘の歌」は12才の時。年齢がバレますな・・・的なお話は今やお約束。
「当時のアニメを聞くのは当時の自分に戻れる魔法の時間」
と語るミッチ。自分の前段のけろっこデメタンの話もそうですが、まさに魔法の時間ですねぇ。
次のMCでは「アニソンは歌い方が変わることを許さない」の話。ワタシもライブレビューで時々書いてますが、演者が自分の歌に飽きて変えたりしたらダメなのよ。ファンはそれを何度でも聞けるからいつまでもファンなのだから。
もちろん加齢やのどの変化もあるわけですが、ミッチも大王もずっとオリジナルキーで同じ歌い方ですからねぇ。これは本当に頭が下がります。
デビューして54年とのことですが、62年目?の大王に比べたら「まだまだ若いです」とおっしゃる。実際大王はOver80ですからねぇ。
お次はいよいよ大王ささきいさおさんの登場か! と思いきや、まさかのトークショー。
MCのお二人とミッチに加えて、タツノコプロのキャラクターデザイナーの吉田すずかさん、ささきいさおさんの5人が登壇。
白のキラキラ衣装で登場の大王。ミッチとお揃いの白!
トークショーは3人の画像をそれぞれ映しながら、それにまつわる話を語っていきます。
最初は大王。ロカビリー時代やアニソンを歌い始めた頃の2枚。
この頃のお話は
60周年のライブでもお聞きしましたが、森功至さんの思い出話とかは鉄板で面白いですねぇ。
「コンドルのジョーは最初はニヒルな役でセリフが少ないから、初めての声優でも楽だと思ったら、だんだん人気が出てきてセリフが多くなってきて・・・」と説明しながら、ジョーのセリフを即興でやってくれたのも嬉しかった!
次のミッチはデビュー当時の幼い画像と、アイドル路線の画像の2枚。
2枚目は「ピュア・モーニング」のジャケットと同じ衣装ですな。
1980年代はもうスーパーロボットからリアルロボットに移行していく頃。アニメの転換期ですな。事務所がアニソンからアイドルへの路線転換を検討したようですが、ご本人曰く
「やっぱり私、ラブソングよりアニソンが自分に合ってると思って」
とのこと。そこに大王が
「アイドルになってたらもっと早くいなくなってたかも。アニメって作品が長く愛されるから、曲も一緒に長く残っていく。だからこうやって長く歌っていられる」
と被せてくるわけです。あれだけ歌が上手いんだからアイドルでも成功はしたでしょうが、アイドルには必ず年齢的に卒業がありますからね。ロカビリーの盛衰を知る大王ならではのコメントですな。
続いては吉田竜夫さんの娘さんであり、キャラデザイナーの吉田すずかさん。
画像は仕事場のカラフルな画像。
タツノコプロの創業当時を知る方であり、家が仕事場で、幼少の頃からそこで自分も絵をかいていたそうです。天野喜孝さんがすぐそばで絵を見てくれる環境って、なんかスゲーなと。
原稿を読みながらゆっくりお話されていて、それにちょっと会場から含み笑いもありましたが、ワタシは「ちゃんと伝えたいことが伝わるように前々から準備してきたんだなぁ」といたく感心しました。そこを笑う人は人前でしゃべったことない人かな。
世の中大王みたいに周りが〆にかかるまでずーっとしゃべってる人ばっかりじゃないのですよ。
「けろっとデメタンはすずかさんのスケッチから生まれた」という話も、観た後で聞くと感慨深いですねぇ。
ちなみにすずかさん、AKBも真っ青なミニスカ衣装でいらっしゃってました。吉田竜夫さんの長女ということは、それなりの御年齢とは思いますが、そういうことにこだわらないのもステキですね。
最後は締めの言葉を3人から頂いてお開き。
「今でもデビュー曲当時の歌を歌っていられるということが感激」
というミッチ。一方大王は
「これからまた、と言ってもあと一年か二年ですが、もうちょっと歌っていけるんじゃないかと思っています」
との言葉に、「いやいやまだまだですよー!」とツッコミを入れるMCのお二人がナイスでした。
そしていよいよ大王ささきいさおさんのコーナーへ。
曲はミッチの時と同様に今日上映したアニメから。
04.たたかえ! キャシャーン
-mc-
05.おれは新造人間
-mc-
06.われらガッチャマン
今度は赤と黒の衣装で登場! 「たたかえキャシャーン」では冒頭の
「たったひとつの命を捨てて 生まれ変わった不死身のからだ 鉄の悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる!」
を生で披露すると、会場から「おおーっ!」と驚きの声。
いやもうね、これがOver80の人のセリフと歌とは全く思えないですよ。何をどうやればこんな風になれるのか? 自分はこの歳まではとてもまともに生きていないと思うので、ホントに頭が下がります。
トークショーで結構お話になったせいか、最初のMCはさらっと流して次へ。
次のMCでは「最初のガッチャマンのアテレコは遅刻していった話」。
洋画の吹き替えは元の声を聞きながらやるけど、アニメは絵の口を見ながらやるので、あまり見ることに集中するとセリフを忘れるから難しかったそうです。コンドルのジョーは最初セリフが少なくて助かったようですね。
それに続いて次は「今でもシルベスター・スタローンの吹き替えの仕事がくる話」。
もう新作も少ないだろうに・・・と思ったら、TV用に短縮して作った映像の吹き替えに、未収緑部分を追加する仕事が今でもあるってちょっとビックリ。スタローンは76才。今年もMCUやエクスペンダブルズとか出てくるし、まだまだ大王も休んでいられませんよー!
歌い終わった後は
「先日コロナにかかったので体力温存のため大人しくしてたら、ちょっと足腰が弱ったので、またじっくり元気をつけないといけない」
とおっしゃていたので、累計感染者数もかなり増えたし自分もそろそろかかるかなぁ・・・と思ったりして。
ここまで来て、何か大事なモノが足りないと思われたアナタ。
当然最後はこの曲ですよ。
07.明日夢見て
このお二人がいらして、この曲をやらないわけがない。しかもガッチャマンⅡも上映したし、ここで「進め!ゴレンジャー」のはずもない。
ミッチもお着替えして赤と黒の衣装で再登場。「打合せしてないのにまたお揃いの衣装!」とミッチもビックリ。
「今年はミッチとのお仕事も増えそうですからね。二人だけになっちゃいましたし」
との大王のお言葉に、またも兄貴ロスを思い出す。もう「CROSS FIGHT」も生のデュエットでは聴けないんだ。
この「明日夢見て」は大王が言うようにミッチの音域が上に行ったり下に行ったりで厳しい。でも出だしもいきなりだし、テンポも独特で大王にしたって難しい曲です。まさに「すぎやまこういちさんの名曲(迷曲?)」ですな。
でも歌えるんだな、このお二人は。ミッチの
「愛すればいいわぁぁぁぁぁー!!」
がまた聴けただけで、今日ここに来る意味があるわけです。曲が終わった後の拍手がものスゴかった。
やぱりこの曲を生で聴けば皆感激するわな。
最後はMCの方が出演者皆さんのお言葉を頂いて、そこから撮影タイム。
何と観客もスマホ撮影OKでした!

ワタシのボロスマホでもちゃんと撮れるくらい近い。近いのよ。
それが終わったらサイン色紙の当選発表。

外れましたけど、まぁいいです。歌だけでもうお腹イパーイ。
帰りもあっという間に帰宅。嫁さんと娘はまだ帰ってきていないので、風呂掃除して、お湯をためながら残り物で祝杯。

もう時間も遅いので簡単なものでいいのよ。

豚しゃぶは味ぽんを無塩ポン酢で割って、薄味で頂きました。
しかし、飲み進めて誰もいないと、どーしても欲望がムクムクと・・・
白飯はそのまま食べればいいものを、焼いた鯖みりんをほぐしてネギとしらすを入れたチャーハンにしてしまい、それをつまみにまた飲んでヘベレケに。
薄味で作ったものの、目分量なだけに嫁さんにバレるとヤバいと思い、証拠隠滅のため全て洗ってお片付け。
これだからワタシはダメなのよね。
その後はゆっくり風呂に入って、だらだらhuluでシドニアの騎士を見ていたら、まず嫁さんがご満悦状態で帰宅。
(大雪海のカイナを観たらまた観たくなってしまった。)
結局娘は午前様でした。
何だかんだで寝たのは26:00くらい。あー楽しかった。